長男の成長日記 No4 【運命の告知】

今日は久しぶりの晴れですね。
うれしいですね。

さて、長男の成長日記の最初の山場です。

出産から2日目の夜は長男のいる部屋と自分の部屋を
行ったり来たりしながら過ごして3日目の朝になりました。

朝食がすんだころ院長先生が来て
「旦那さんはいつ来ますか?」
と聞いてきました。

「里帰り出産だったので週末は来る予定です。」と伝えると
「あー。」みたいな顔。

あれ?
何?

低体温のことでちょっと敏感になっている私は何となく不安になり・・・

「なにかあるんですか?なにかあるなら教えてください。」
と聞いていました。

すると

「誰か家族の方を呼んでください。」

え。
なに?
(もう不安でドキドキがとまりません。)

すぐに母に電話しました。
母が飛んで来てくれました。

その後、診察室に呼ばれて

「息子さんはダウン症候群の疑いがあります。
最終的には検査しないと分かりませんが・・・」

「低体温なのも上手におっぱいが吸えないからだと思います。」

「心音などからは心臓は合併症が無いと思いますが、
医大に紹介状を書きますから、
こちらを退院したら受診して検査を受けてください。」

こんなようなことを言われたと思います。
ただなんだか院長先生の言葉が遠くに聞こえて
よくわからなかったような覚えもあります。

「とにかく体温が上がって体重が増えるように哺乳瓶でミルクを飲ませます。
もちろんおっぱいを吸わせても大丈夫。」

「眠れなかったら睡眠薬を処方しますよ。
ただしその場合はおっぱいは飲ませられません。」

もはや、なにを言われても聞こえない感じです。

どうして!どうして!

その時の頭の中はそればかりでした。

部屋に戻ってからのことはあまり覚えていません。
いつ母が帰ったのかも覚えていません。

そして、その日の日記には

と書いていました。

その日の夜は一睡もせずに朝を迎えました。