突然始まった伯父夫婦の介護日記 No1 【伯父と伯母の介護の始まり】

伯父の介護の始まりについては
以前、コラムでも書いていました。


介護は突然やってくる
認知症の伯父を見送り 1年8か月の介護
伯父の介護を通じて感じた事 【伯父を理解する】

2021年に伯父の三回忌が無事に終わり
腎臓病になってしまった伯母の介護は続いています。

介護についてもシリーズで書いていきます。

私の経験をお伝えすることでお役にたてることがあれば幸いです。

伯父を一人で介護していた伯母も体調を崩し
伯父と伯母の二人の同時介護が始まったのが
2017年の11月

子どものいない夫婦で、
認知症の伯父を伯母が一人で介護していました。

その伯母が緊急入院となり、
伯母の病院に駆けつけたのが
全ての始まりでした。

伯母の病院に行くと決めたときから
「今後は私が二人をみていくんだろうな・・」
と覚悟はしていました。

案の定、病院に到着し、親戚一同が集合し
伯母の病状について主治医の先生から説明があったのち

病院側から
「今後の連絡などのキーマンを決めてください。」
と言われました。

集まった親戚は伯母のいとこ3人と
甲府に住む私の母と母の兄
そして、近隣市に住む私。
一番若いのも私。

「私がやります。
ですが、障がいのある子どもがいるので
急に何かして欲しいと言われても
すぐに対応できるか分かりません。
それでも良いですか?」

病院で伯母の状況が把握できたので
私と私の母、母の兄の3人で
伯母の病院から伯父が緊急ショートステイしている施設に向かいました。

久しぶりに会う伯父は
私たち3人に会ってすぐには
私たちのことが分かっていないようでした。

ちょうどおやつの時間だったので、
個室に案内されケーキをほおばる伯父と一緒に
お茶を飲みながら少しずつ話をしていくうちに
なんとなく私たちのことを分かってきたようでした。

どんな部屋に泊まっているのか案内してもらい
「着替えはどうなっているの?」など質問しましたが、
伯父の返事は要領を得ません。

急に環境が変わって混乱しているようでした。

私の母(伯父の妹)と母の兄(伯父の兄)の二人は
伯父の様子を見てかなりショックを受けていました。

甲府から日帰りで駆け付けた母と伯父を
甲府行の特急に乗せて見送りました。

長い長い1日でした。

この日の最後に大きなおまけがありました。

母が自宅に帰ると携帯が無いことに気づきました。
あちこち問い合わせてみると、
施設から駅までタクシーに乗った時に
タクシー内に落としていることが判明しました。

ということで

夕飯の支度を済ませ、
夫に子どもたちをお願いして
タクシー会社まで携帯を受け取りに電車で往復しました。

ぐったり。

なんとも忘れられない1日になりました。