知的障がいのある人と家族の未来のために。親の会の活動に再び参加します

こんにちは。
家族マネープランニングの専門家、濱倉千晶です。
今回は、私自身の活動について、少しお伝えしたいと思います。
2026年、私は久しぶりに親の会の活動に参加することになりました。
新たに立ち上がった「親の会の5か年計画委員会」の副委員長を務めることになったのです。
これまでの活動から少し離れていた私が、なぜ再び親の会に関わることにしたのか。
そして、知的障がいのある人の親の会が担っている大切な役割について、今回はお話ししたいと思います。
2025年、親の会のこれからを考える会に参加
きっかけは、2025年に開催された「親の会のこれからを考える会」でした。
この会には、理事長経験者や現在の理事などが集まり、これからの親の会について意見を交わしました。
私も元理事長という立場で参加しました。
親の会がこれまで取り組んできたこと、現在抱えている課題、そしてこれからどのような活動をしていく必要があるのか。
それぞれの立場から意見を出し合い、親の会の将来について考える機会となりました。
その話し合いを経て、2026年には「親の会の5か年計画委員会」が立ち上がることになりました。
そして今回、私は副委員長を引き受け、再び親の会の活動に関わることになったのです。
知的障がいのある人の親の会が担う大切な役割
知的障がいのある人の親の会というと、親同士が交流したり、情報交換をしたりする場所をイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、それも大切な役割の一つです。
しかし、親の会には、それだけではない重要な役割があります。
それは、知的障がいのある人たちが安心して暮らしていける社会をつくるために、家族が声を上げ、社会や行政に働きかけていくことです。
知的障がいのある人の中には、自分の思いや困りごとを言葉で伝えることが難しい人もいます。
本人が困っていることや、必要としている支援が、周囲に十分に伝わらないこともあります。
だからこそ、本人の意思や思いを大切にしながら、家族や支援者が声を届けていくことが必要です。
例えば、
- 地域で安心して暮らすための生活環境
- 必要な福祉サービスや支援体制
- 本人の意思や権利を守る仕組み
- 親が亡くなった後も安心して暮らせるための制度
- 家族だけに負担が集中しない社会の仕組み
こうした課題は、一つの家庭だけで解決できるものではありません。
一人ひとりの家族の声を集め、共通する課題を社会に伝え、少しずつ制度や環境を変えていく。
それが、親の会の大切な役割だと私は考えています。
親が元気なうちに準備をしておくことはもちろん大切です。
けれど、家族がどれだけ準備をしても、それだけでは解決できない問題もあります。
だからこそ、親の会の活動を通じて、本人たちが暮らす社会そのものをより良くしていく取り組みが必要なのです。

2018年から、親の会の活動から離れていました
私自身、これまで親の会の活動に長く関わってきました。
しかし、2018年に伯父伯母の介護が本格的に始まってからは、それまで取り組んできた親の会の活動をお休みすることになりました。
介護や家族のこと、自分の仕事など、目の前のことに向き合う日々が続き、以前のように親の会の活動に時間を使うことが難しくなっていたのです。
その後、2026年に伯母を見送り、私自身の気持ちも少しずつ落ち着いてきました。
2025年の「親の会のこれからを考える会」に参加したときから、親の会の今後について考える機会はありました。
そして今回、副委員長を引き受けることにしました。
久しぶりの活動への参加ですが、これまでの経験も生かしながら、新たな気持ちで取り組んでいきたいと思っています。
市民後見人としても、障害者福祉に関わっています
私が障害者福祉に関わっている活動は、親の会だけではありません。
現在、市民後見人としての活動にも取り組んでいます。
成年後見制度は、判断能力が十分でない方の権利や財産、生活を守るための制度です。
市民後見人は、地域住民の立場から、本人の意思や生活を大切にしながら、その人らしい暮らしを支えていく役割を担います。
親の会の活動と市民後見人の活動では、立場も役割も異なります。
しかし、どちらにも共通しているのは、本人の意思や権利を大切にし、安心して地域で暮らせる社会につなげていくことです。
また、私自身も知的障がいのある長男の母親です。
家族として日々の生活を考える立場であり、FPとして家族のお金や将来の生活設計を支援する立場でもあります。
こうしたさまざまな経験が、今の私の活動につながっています。
本人と家族が安心して暮らせる未来のために
親なきあとの問題を考えるとき、私はいつも、お金の準備だけでは十分ではないと感じています。
住まい、日中の活動場所、福祉サービス、地域とのつながり、本人の権利を守る仕組み。
そして、親がいなくなった後も、本人が自分らしく暮らしていける環境。
これらがそろって初めて、家族は安心して将来を考えることができるのではないでしょうか。
そのためには、一つひとつの家庭でできる準備と、社会全体で取り組んでいく課題の両方があります。
私はこれからも、FPとして家族のお金や親なきあとの準備を支援するとともに、親の会の活動や市民後見人としての活動にも取り組んでいきたいと思っています。
一人の力で社会を大きく変えることは難しいかもしれません。
それでも、声を上げる人がいて、考える人がいて、行動する人がいることで、少しずつ未来は変わっていくと思います。
知的障がいのある人とその家族が、将来に希望を持ち、安心して暮らしていける社会を目指して。
これからは、こうした活動についても、ホームページを通じてお伝えしていきたいと思います。
もう少し濱倉千晶について知りたい方はプロフィールページもぜひご覧ください。

