B型から生活介護へ。ダウン症の長男の"居場所"を変える決断 親なきあとを考える連載を始めます

はじめに
実は、この6月末、かなり悩んで決めたことがあります。
ダウン症の長男の、日中通所事業所を変更しました。
特別支援学校の高等部を卒業してから今まで、同じ事業所に通ってきた長男です。決して簡単な決断ではありませんでした。何度も迷い、考え、そして最終的に「変える」という選択をしました。
正直に言うと、この決断に至るまでには、私自身、肝が冷えるような出来事もありました。
知的障がいのある人を育てていると、進路や日中の居場所を一度決めたら、それで安心、というわけにはいかないのだと、今回改めて感じています。
知的障がいのある人の年齢やできること、できないことの状態は変化していきます。その時々で「本人に合う場所や支援内容」も変わってきます。
同じように、ご家族の進路や日中の過ごし方について、迷ったり悩んだりされている方も多いのではないでしょうか。
これから数回に分けて、今回の事業所変更に至った経緯、実際に変更を決めるまでの過程、そしてそこから見えてきた「親なきあとの準備」について、お話ししていきたいと思います。
事業所変更の経緯
特別支援学校の高等部を卒業する時、進路として生活介護にするかB型事業所にするか、悩むご家庭は多いのではないでしょうか。
わが家の長男も、ちょうど生活介護とB型の間くらいの力でした。
悩んだ末、卒業後はB型事業所を選びました。最初のうちは、それで良かったのだと思います。
ですが、年数を重ねる中で、少しずつ様子が変わってきました。
周りの利用者さんと比較して自信をなくしてしまうことが増えたり、支援者の方々の入れ替わりもあり、支援体制に変化が出ていると感じることが多くなり、本人にとって過ごしにくさが出てきたり。
これは決して事業所を責めたいわけではなく、限られた人員体制の中で、精一杯対応してくださっていたのだと思います。ただ、本人の状態と、事業所の支援体制との間に、少しずつズレが生まれていたのだと思います。
そうした変化の延長として、事業所を何度か抜け出してしまうことがあり、この3月には、とうとう一人で電車に乗って移動してしまうということがありました。
このことをきっかけに、私たち夫婦は、生活介護の事業所への変更を本格的に考え始めました。

なぜこの話を発信しようと思ったか
今回のことを通じて、改めて感じたことがあります。
知的障がいのある人は、日中どこで、どんな支援を受けながら過ごすかによって、日々の生活の中で身につけていく力が大きく変わってきます。そしてそれは、本人の年齢や状態の変化に合わせて、その都度見直していく必要があるものなのだと思います。
これは、わが家だけの話ではなく、同じように知的障がいのあるご家族を持つ、多くのご家庭が直面することではないかと思います。
私自身、ファイナンシャルプランナーとして、また保育士として、これまで多くのご家庭やお子さんに関わってきました。そうした専門的な視点と、当事者家族としての実体験、その両方から今回のことをお伝えできるのではないかと思い、発信することにしました。
メルマガにて「長男の通所先を見直して考えた、親なきあとの準備」という連載をお届けします。
今回の事業所変更に至った経緯や、実際にどのような手続きを経て変更を決めたのか。そうしたことを、連載の中でお伝えしていきたいと思っています。
連載のお知らせ
このたび、メルマガにて「長男の通所先を見直して考えた、親なきあとの準備」という連載をお届けすることにしました。
今回の事業所変更に至った経緯や、実際にどのような手続きを経て変更を決めたのか。そうしたことを、連載の中でお伝えしていきたいと思っています。
なぜメルマガでお伝えするのか
ブログでは書ききれない、もう少し踏み込んだ内容を、メルマガではお伝えしていきたいと思っています。
事業所変更を決めるまでの率直な気持ちや、実習の中で見えてきたこと、そして親としての迷いや葛藤。そうした一つひとつを、丁寧にお話ししていく予定です。
また、今回の連載だけでなく、今後も日中活動のこと、お金のこと、親なきあとの準備について、継続的に発信していきたいと思っています。
配信について
配信開始日は、8月17日(月)午前10時です。
この連載は、メルマガ登録者の方限定でお届けします。
お手数をおかけしますが、連載を最初からお読みいただくには、8月16日(日)正午12時までにメルマガにご登録いただく必要があります。
初回から読み逃さないよう、この機会にぜひご登録ください。

自己紹介
最後に、簡単に自己紹介をさせてください。
「知的障がいのある人の家族のための相談室」として、ファイナンシャルプランナー、また保育士としての視点から、これまで多くのご家庭に関わってきました。そして私自身も、ダウン症の長男を育てる母親です。
専門家としての視点と、当事者家族としての実体験。その両方から、知的障がいのある人の将来や「親なきあと」の準備について、これからも発信していきたいと思っています。



