【開催報告】DXで考える ひとり起業の業務改善セミナーを担当しました
2025年10月27日(月)、東京都「女性・若者・シニア創業サポート事業」の一環として開催された
リトマス主催オンラインセミナー
「DXで考える ひとり起業の業務改善」 にて、講師を務めさせていただきました。
主催は、リトマス代表の東希美子さん。
Zoomを通じて、起業前後の女性3名の方にご参加いただきました。
30代〜60代まで幅広い年代の方々で、それぞれ異なる事業フェーズの課題を抱えておられましたが、
「事務作業を整えたい」「仕事を仕組み化したい」という目的は共通していました。

講座の内容
今回のテーマは、「事務作業を整えることで、続けられる起業をつくる」こと。
私は主に次のパートを担当しました。
- 起業に欠かせない重要な事務タスクの洗い出し
- 起業に関わるお金の管理のタスクの内容
- 作業を仕組み化・標準化して、自分以外でも回る形をつくる方法
- タスクの管理とスケジュール管理の効率化の工夫
- AIを活用した業務の効率化
- セキュリティとバックアップの基本
単に効率化の話にとどまらず、
「今の自分の事業の流れでできていない部分や改善が必要な部分を知る」ことから始め、そこにどう取り組むか、どんな順序で整えていけばいいかを具体的に考える内容でした。
また、講座では配布資料として「今日から始める!事務作業整えシート」を用意。
受講後に自分の事業に合わせて整理や行動計画を立てられるように工夫しました。
受講者の声と学びのシェア
講座の中では、受講者の方々がとても真剣にメモを取りながら聞いてくださり、たくさんの感想や質問をいただきました。
「起業を継続するためのポイント、事務タスクのDX化について学べました」
「ターゲットに合わせたSNSの選び方がわかり、すぐ実践してみたいと思いました」
「タスクを細かく出すことをやってみたい。レシートや書類を保管しておく大切さも再確認しました」
「以前にも同じテーマの講座を受けましたが、今回はAIの話やスケジュール管理の話などが加わり、さらにバージョンアップしていて分かりやすかったです」
特に印象的だったのは、起業3年以内の方からのこんな言葉です。
「創業時はやることが多く、どうしても事務作業が後回しになってしまう。だからこそ今日のような“整える視点”が必要だと感じました。」
みなさんそれぞれの立場で、自分の課題を冷静に見つめる姿勢がとても印象的でした。
オンラインという形でも、うなずきや表情から「腑に落ちた」瞬間が伝わってきました。

講師として感じたこと
今回の講座は、昨年に引き続き同テーマで担当したものでしたが、一年の間にAIやデジタルツールの進化が進み、起業環境も確実に変化していました。
そのため、昨年の構成を一から見直し、AI活用の実例とセキュリティの基本を新たに追加しました。
お礼メールの下書きやSNSの投稿アイデア、商品設計のブレインストーミングなど、AIを「考える補助」として使う方法を紹介。
「ちょっとした業務にAIを取り入れる」だけでも、作業時間をぐっと減らせることを実感してもらえたようでした。
また、女性の起業支援を続けていて感じるのは、女性は事業以外にも家庭や家族の役割を多く担っており、「時間の使い方」「タスクの見える化」「家族の理解」も起業を続ける上でとても大切なテーマだということ。
だからこそ、今回のような整える講座は、単なる効率化ではなく、無理せず続けるための起業スタイルを見直す時間にもなったと感じました。
今後への想い
セミナー後、主催の東希美子さんからも「具体的で分かりやすく、受講者の反応もとても良かったです」とお言葉をいただきました。
私自身も、講師として再びこのテーマを担当できたことを嬉しく思います。
女性の起業は「家族の暮らし」とも深くつながっています。
家計やライフプランの視点も含めて事業を整えていくことが、長く幸せに働くための鍵。
これからも、
事務を整える=自分らしい働き方を整えるという視点で、起業支援・講座・個別サポートを続けていきたいと思います。
女性のための起業サポートの詳細についてはホームページの詳細をご覧ください。



