「家族葬=安い」は本当? 一般葬との違いを実例で解説
前回の記事で義父の「家族葬についての想い」を書きました。
家族全員が集まったことで、義父の想いを受けとめ、終活を進めていくことになりました。
前回の記事はこちらです。
「家族葬にしたい」と言う義父。でも中身は何も知らなかった〜終活は誰かと一緒に進めるもの〜
https://office-augite.jp/family-funeral-end-of-life-planning/
今回の記事では義父が実際にどこまで準備ができていたかをお話しする予定でしたが、まずはお葬式ってどんな流れなのかをお伝えした方が良いと思いました。
そこで今日は、お葬式について絞ってお話したいと思います。

「家族葬」ってどんなお葬式?
ところで「家族葬」ってどんなお葬式のことなんでしょうか?
言葉を検索してみると、AIからの回答はこうでした。
「家族葬(かぞくそう)とは、家族や親族、ごく親しい友人など、限られた少人数だけで故人を見送る小規模なお葬式のことです。
参列範囲は明確な決まりはありませんが、一般的には10名〜30名程度で行われます。
式の流れは基本的に一般葬と同じく、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬を行います。
費用相場は全国平均で約100万〜110万円程度で、広い会場を必要としないため一般葬より抑えられる傾向があります。」
この後にメリットとデメリットについても記載がありました。
家族葬だと料金が抑えられるという考えの方が多いようですが、式の流れは一般葬と同じなんですよね。
では、一般葬の流れとはどんな感じなのでしょうか。
一般葬の流れ(伯父・伯母の実例)
私の伯父と伯母のお葬式の流れを一例としてお話ししますね。
私は子どものいなかった伯父伯母と養子縁組をしていたので、子どもとして葬儀を行う側でした。
伯母の葬儀の時は喪主を務めています。
お葬式には基本的に2日間に渡って行われます。
私は東京在住なので、東京での例として聞いていただけたらと思います。
病院から自宅に戻って、葬儀社さんにお願いして斎場や焼き場の手配をしていただきます。
移動距離や参列者の状況をお伝えして良い場所を探していただきます。
通夜までは自宅にいることになりますから、毎日のドライアイス交換やお手入れがあります。
通夜までの間に、
- 参列者への連絡
- 遺影の手配
- 祭壇の決定
- 通夜や告別式の食事の手配
- お経をあげていただくお寺の住職さんへの連絡
- 骨壺、お棺の決定
などです。
そして、お通夜当日を迎えます。
自宅からの出棺の流れも葬儀社さんにお願いして斎場に向かいました。通夜が無事に済み、翌日は告別式です。
通夜とはまた違った参列者がいらっしゃいます。
告別式の後には火葬のために焼き場に行くことになります。
伯父伯母の場合は斎場に隣接していた焼き場だったので、歩いて移動が出来ましたが、斎場と焼き場が離れている場合はマイクロバスなどで参列者と移動することになります。
こちらもお金がかかりますね。
伯父伯母の葬儀の際は伯父伯母から見て甥姪、本人のいとこまで、お知らせして葬儀に参列してもらいました。
もちろん都内に住んでいる人ばかりではないので、遠方から来てくださった人やどうしても参列できない方は香典だけ送ってくれました。
故人と最後にどのようにお別れをするかは、相手が決めることです。
でも、生前少しでもかかわりのある場合、亡くなったことをお知らせするのは残された側の役目だと私は思っています。
誰にお知らせしたいかを生前に確認しておくと迷わなくてすみます。
伯母とは一緒にエンディングノートを書いたときにそのあたりも確認していました。
香典をいただく場合は、香典返しの準備なども葬儀後に必要になります。
と、こんな感じです。
実際にかかった費用
伯父と伯母は同じような葬儀のかたちで行いました。
1回の葬儀で葬儀社さんに支払った金額は200万円ほどです。
伯父の葬儀から8年後の伯母の葬儀だったのですが、同じように行いましたが物価の高騰で金額は高くなっていました。

これ以外にお墓関連、お寺関連の費用が別に必要です。
ネット上の金額とのギャップに注意
どうでしょうか?あなたの考えているお葬式のイメージはどんな感じですか?
ネットで検索すると家族葬だと30万円から70万円くらいの金額が出てきますね。
この金額にはあなたの思っているお葬式のどの部分までの金額なのでしょうか?
一言で「家族葬」といってもご本人の意向や予算を事前に確認しておくことが大切です。
最後のお別れをどのような形で行いたいか、が何より大事なのです。
だから私はお葬式の料金が安ければ良いとは思っていません。故人の最後の儀式を送られる側も送る側も満足できる形で行えることが一番です。
まとめ
あなたの大切な人はお葬式についてどのように考えているのでしょうか?ぜひ、一度話してみてくださいね。
元気なときだからこそ聞ける内容ですし、聞いておかないと分からないことが多くて準備が大変になります。
次回は、義父が実際にどこまで終活の準備を進めていたのかを詳しくお話ししていきますね。
「うちも何から手をつけたらいいか分からない」という方は、個別相談でも一緒に整理していますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね。

