ダウン症候群の長男の成長が見えた一日

弟夫婦が来てくれた、少し特別な一日

先日、弟夫婦が我が家に遊びに来ました。
何気ない一日でしたが、その中で長男のいくつもの成長を見ることができました。

長男は、5月に実家へ帰省した際にも弟夫婦と会っていましたが、
今回は我が家でゆっくり過ごす時間。

「いつもと違う日」は、長男にとっては少し緊張もあり、でも楽しみもある特別な日です。

朝のスケジュール確認が、楽しみのサインに

毎朝の決まりごととして、その日の予定をホワイトボードに書いています。

その日に
・弟夫婦が来ること
・お昼ご飯をみんなで食べること

を書き込むと、長男は何度も何度もホワイトボードをのぞき込んでいました。

(たぶん、とても楽しみにしているんだと思います)

予定が「見える化」されていることで、気持ちの準備ができているのだな、と改めて感じました。

① 立ち上がって、きちんと挨拶をしたこと

予定の時間通りに弟夫婦が到着。

その瞬間、
長男がしっかりと立ち上がって挨拶をしたのです。

思わず「えっ?」とびっくり。

これが、ひとつ目の成長。

教え込んだわけでもなく、「こういう場面ではどうするか」を自分なりに理解して行動していたことに、胸がじんとしました。

② 靴をそろえるという、さりげない気づき

お昼ご飯をみんなで食べて、和やかな時間。

しばらくして長男が玄関へ行きました。
「何をしているのかな?」と思って見ていると…

なんと、弟夫婦の靴をきれいにそろえていたのです。

義妹がそれに気づいて、「すごいね。ありがとう。」と声をかけてくれて、長男はにこにこ。

これが、ふたつ目。

誰かのために気づいて行動できたこと。


それを受け取ってもらえた経験は、きっと長男の中に残っていくのだと思います。

③ 時間を意識して、待つことができたこと

弟が気づいたのですが、おやつに食べる予定のお菓子と、時計を長男が何度も交互に見ていました。

「時間をちゃんと確認しているんだね。」

これが、みっつ目。

3時ぴったりにお皿に出すと、本当に嬉しそうに食べていました。

「今じゃない」「まだ待つ」
その感覚を、自分で確認しながら待てていたことに大きな成長を感じました。

④ その場の空気を読み、我慢していたこと

最後に、もうひとつ。

私たちの仕事の話がひと段落した頃、長男が誕生日にもらったDVDを指さしました。

どうやら、
大人たちが真剣な話をしている雰囲気を感じ取り、「今はテレビをつけない方がいい」と思って我慢していたようでした。

「もう難しい話は終わったから、見てもいいよ。」

そう声をかけると、すぐにテレビをつけてDVDを再生。

その場の雰囲気を読み、どう行動するか考えていたことが伝わってきて、本当に驚きました。

日常の中では気づきにくい「成長」

普段の生活は、どうしても流れが決まっています。
同じ時間、同じ行動、同じパターン。

だからこそ、
こうして人が来たり、少し違う場面があると、長男の「できるようになっていること」がはっきり見えてくるのだなと感じました。

交流と経験が、子どもも親も育ててくれる

いろんな人との交流。
さまざまな場面の経験。

それらが、長男を確実に成長させてくれている。

そして同時に、それを見守る私自身も、一緒に育ててもらっているのだと思います。

ということは、私もまだまだ成長できる、ということですね。

(小さな声で…私も、がんばろう)