成人の知的障がいの方へお金の使い方のお話をしてきました

2017年7月15日に東京都武蔵野市にある
地域生活支援センターびーとの
サマーセミナーの講師をしてきました。

テーマは
「知ろう!学ぼう!お金の使い方」
~上手に使って楽しみをひろげよう~ 
です。

成人の知的障がいのある人が
自分でお金を管理していくための
お話をさせていただきました。

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この日の参加者は知的障がいのある成人の方々で
年齢は20代から40代で22名でした。

3つのグループに分かれて着席して、
支援員の方に一人ずつグループにサポートに入って頂いて、
グループでの話し合いや、
レジュメにあるワークなどを行いながら
お話をさせていただきました。

何より驚いたのが参加された皆さんの
「学ぼう!」という意識の高いこと。

皆さん積極的に発言をしてくださいます。

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そしてワークもとても真剣に取り組んでくれます。
字も丁寧にしっかりと自分で記入していきます。

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知的障がいのある人の持っているお金の管理は、
親や成年後見人だけでなく、
グループホームの支援員や通所の支援員など
ご本人に関わる全ての人々がチームを組んで行うべき
です。

自分で自分が使うお金を管理できるようになると
自分で様々なことを選べるようになり、
自己決定の幅が広がって生活の質が上がります。

お金の管理は学齢部のころから
ご本人が出来るようにステップアップしていくと
親もご本人も負担なく出来るようになります。

今回の参加の皆さんの中には
すでにおこづかい帳をつけている人や、
銀行などからの引き出しも自分で出来ている人もいて
素晴らしいと感じました。

お金の管理はおこづかい帳だけではなく色々な方法があります。

ご本人の分かりやすい方法であれば、
どんな形でも良いのです。

そんな方法の一部も紹介させていただきながらお話をして、
あっという間の1時間半でした。

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途中の休憩時間にはちょっとしたゲームなどもして、
私も楽しい時間を過ごすことが出来ました。

講座を終えた後に、
「今日はありがとうございました。」
と握手をしに来てくださった人もいて嬉しかったです。

皆さんのお子様も少しずつ
自分でお金を管理する方法を始めてみませんか?

ぜひ一緒に始めましょう!