親なきあとの準備 30歳までに整えておきたい3つのこと

こんにちは。「知的障がいのある人の家族のための相談室」室長、家族マネープランニングの専門家・濱倉千晶です。
これまで【親なきあとの準備】として、
年齢ごとに考えておきたいことをお伝えしてきました。
今回は、知的障がいのある人が30歳になるまでに意識しておきたい3つのことをご紹介します。
1.障害年金の更新に向けた準備を整える
前回の記事では、20歳で行う障害年金の申請や、その他の手当についてお伝えしました。
その中でも障害年金は、多くの場合「有期認定(5年程度)」となり、更新手続きが必要になります。
このときに大切なのが:
- 診断書を作成できる医師がいるか
- 申請時に提出した書類を保管しているか
診断書は、障がいの状態を正確に記載できる医師が必要です。
医師の退職や異動もあるため、継続的な診察と、医師の年齢や勤務先の確認もしておくと安心です。
また、障害年金の書類は、必ずコピーを保管しておきましょう。
いざというときに再申請や見直しがスムーズになります。
2.地域の福祉サービスを活用し、支援ネットワークを広げる
障害年金を受け取りながら、日中は福祉作業所などで過ごすようになると、生活リズムは安定してきます。
ただし、家と作業所だけの往復になりがちなのも事実です。
その先の暮らしを見据えて、以下のような地域のサービスも活用していきましょう。
利用できる主な福祉サービス:
- 移動支援:ヘルパーと外出の機会を増やす
- 短期入所(ショートステイ):将来のグループホーム生活への練習にも
- 日中一時支援:家族の急用時やリフレッシュにも活用
親以外の人と過ごす経験や、意思を伝える練習は、
自立した生活を目指すうえでとても大切です。
3.将来の暮らしを支えるための制度と選択肢を整理する
▷ グループホームの情報収集を始める
いずれ親と離れて暮らすことを見据えて、
地域にどんなグループホームがあるのかを知っておくことはとても大切です。
- 見学に行く
- 実際に利用しているご家族に話を聞く
- 費用や支援内容を調べる
早めに情報を集めておくことで、いざという時に慌てずにすみます。
▷ 成年後見制度を家族で話し合う
将来的に、財産の管理や生活の選択を「誰が、どのように支えるのか?」を明確にしておく必要があります。
成年後見制度は法律による仕組みであり、制度の見直しや法改正もあります。
「わが家にとってベストな形とは何か?」を考えながら、夫婦でじっくり話し合ってみてください。
▷ きょうだいがいるご家庭へ
- きょうだいにどこまでお願いするか
- 伝えておきたい想いや情報はあるか
親が元気なうちから話し合っておくことで、将来の不安をぐっと減らすことができます。
まとめ|30歳は“親なきあと”に備える第二のスタートライン
20歳で制度の利用が始まり、
30歳までには実生活の中での「支援体制づくり」と「家族の情報共有」がカギになります。
「まだ早いかな?」と思うことも、
“知っておくだけ”で心の準備ができ、選択肢が広がります。
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