「いくら必要?」より先に考えたこと 私がFPとして起業した理由

家族マネープランニングの専門家の濱倉千晶です。
私は、お金が好きでファイナンシャルプランナーになったわけではありません。

子どもの頃から、私の中にあったのは、「自分で選びたい」という思いでした。

会社を経営していた父は、「女の子は地元の短大に行き、いずれは会社を手伝えばいい」と言っていました。

男は大学へ。
女の私と妹は短大へ。

その違和感は、ずっと心のどこかに残っていました。

だから私は、女性にも手に職を、とシステムエンジニアになり、その後は会計事務所で法人・個人の決算を担当し、数字を扱う仕事を続けてきました。

結婚後も派遣の経理事務や実家の経理の手伝い、NPO法人の経理担当などお金に関する仕事に携わってきました。

今思えば、その経験はすべて、今の仕事につながっています。

長男の誕生で、人生の優先順位が変わった

結婚後、さまざまな困難を経て生まれた長男はダウン症でした。

療育、通院、発達センターへの通所。
1歳になるまでは、平日の半分が支援の時間でした。

主治医から言われた言葉があります。

主治医

経済的に問題がないなら、歩けるようになるまではお母さんとたくさん時間を過ごしてください。

そのとき、私は感じました。

ああ、私はフルタイムで働くことはないかもしれない。

でも、不思議と後悔はありませんでした。

長男の笑顔と成長の瞬間を、そばで見られる時間のほうが大切だと思えたからです。

ここで私は初めて、真剣に考えました。

時間とお金を、どう使えば後悔しないのだろう。

「いくら必要?」より先に考えたこと

ある夜、私は夢を見ました。

夫と二人で事故に遭い、私は天国にいるのです。

「子どもたちはどうしているんですか?」

そう神様に尋ねると、こう言われました。

「心配しなくても大丈夫ですよ。あなたのお母さんが育てていますから。」

その瞬間、私は叫びました。

「え? 私の母だって、いつかいなくなるじゃない!」

泣きながら目が覚めました。

そこから、将来について本気で考え始めました。

制度を調べ、支援を調べ、“いくら必要か”も考えました。

でも、気づいたのです。

私が本当に考えていたのは、

いくら必要か、ではなく、どんな人生を歩んでほしいか、でした。

私はずっと、こう思っています。

お金の使い方で、幸福度は変わる。
たとえ少額でも、満足感を持って使うことが大切。

ただ増やすことよりも、納得して使えること。

それが整ってこそ、お金は安心につながるのだと。

だから私はFPを取りました

障がい福祉の世界には、将来のお金を具体的に相談できる場所がほとんどありませんでした。

親のライフプランと、子どものライフプラン。
二つを同時に見なければいけないのに、横断して考える場がない。

それなら、自分ができるようになろう。

そう思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。

家族の人生と数字をサポートできる人間になること。
自分と同じような不安を持っている人のサポートがしたいと思ったのです。

私が起業という形を選んだ理由

起業を選んだ一番大きな理由は、長男の療育と育ちを最優先にしたかったからです。

通院、学校とのやりとり、行事、体調の波。

もし時間を自分でコントロールできなければ、私はきっと、どこかで無理をしてしまう。

仕事か、子どもか。
どちらかを削る選択をしたくなかったのです。

だから私は、時間を自分で設計できる働き方を選びました。

起業したあと、父の会社の清算を行ったり、伯父伯母の介護が始まり、相続を経験し、知的障がいのある女性の市民後見人としての活動も始まりました。

この働き方だったからこそ、家族としても、専門家としても、深く関わることができました。

机上の知識ではなく、現場で悩み、考え、経験したこと。

それが、今の支援の土台になっています。

長女の大学受験のときも同じです。

長女が高校三年の夏過ぎから合格が決まるまで、仕事をセーブし、結果的に、収入は減りました。

でも私は迷いませんでした。

「今は、この時間を選ぶ」

全力で塾の送り迎え、食事の準備やお弁当の作成などの時間を確保し、長女は希望の国立大学に合格して、夢だった一人暮らしを始めました。

あのとき「収入」ではなく「時間」を選んだ自分を、今でも誇りに思っています。あの時間に後悔はありません。

全力でサポートできたからこその達成感もありました。

お金よりも、そのときしかない時間を選んだこと。

それが、私の価値観です。

家族とお金を整えるということ

私は、ご相談の中で「いくら必要ですか?」と聞かれたとき、まずこうお聞きします。

濱倉

ご家族で、どんな人生を送りたいですか?

数字は、そのあとです。

家族で話し合い、納得して使えるお金。

少額でも満足感を持てるお金。

その積み重ねが、家族の幸福度を上げていくのだと思っています。

私にとって起業とは、「自由になること」ではなく、「大切なものを守るための選択」でした。

これからも私は、家族とお金を一緒に整えるサポートを続けていきます。

ご家族の未来を、もう一歩整えたい方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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「いくら必要ですか?」ではなく、

「ご家族で、どんな人生を送りたいですか?」
とお聞きします。

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お金は、怖いものではありません。

正しく向き合えば、家族の安心と可能性を広げてくれるものです。

家族の形も、正解も、ひとつではありません。
だからこそ、あなたのご家族に合った整え方を一緒に見つけたいと思っています。