地域の支援者がどこにいるか知っておこう 生活支援員
生活支援員をしています
2020年度の市民後見人の養成講座の終了後に
今後、市民後見人として活動できるかの確認がありました。
その時に一緒に確認されたのが
「生活支援員として活動はできますか?」
でした。
この場合の生活支援員とは
認知症高齢者、知的障害者、精神障害者など、
日常生活において判断能力に不安のある方々との契約により、
日常生活における福祉サービスの利用援助や
日常的な金銭管理等の支援・大事な書類等の預かりなどを通じて、
利用者の方々が地域で安心した生活を送れるようお手伝いをする
『福祉サービス利用援助事業』(日常生活自立支援事業)の
支援をする人のことです。
介護で使われている「生活支援員」とは異なります。
2021年の6月から、生活支援員としての活動を
開始しました。
生活支援員の業務内容
それでは生活支援員とは具体的にどんな支援をしているかというと
支援計画に基づいて定期的に自宅に訪問して
必要に応じた福祉サービスの利用援助や
預貯金の出し入れや
支払いの代行を行っています。
〇生活支援員を受任するまで
生活支援員をできますと、権利擁護センターこくぶんじにお返事すると
その登録に必要な書類の提出をしました。
証明写真や経歴書などです。
〇実際の支援の開始
利用者さんの情報を事前に伺って初日は顔合わせという感じで
国分寺市社会福祉協議会の職員である専門員さんと
ご自宅に伺って、支援の内容を確認しました。
その際に今後の担当である旨をお伝えして
自己紹介などもさせていただきました。
利用者さんとの相性もありますから
もし、利用者さんが私では嫌だ・・とおっしゃれば
他の支援員を探すことになります。
今回は私もとても楽しくお話しのできる方だなと
思っていたら、OKが出たとのことで安心しました。
その利用者さんは通帳等を権利擁護センターこくぶんじに
預けています。
2週間に一度のペースで支援に伺うのですが
まずは権利擁護センターこくぶんじに行って
通帳などを受け取り、専門員から今日の支援の内容について
書面を渡されます。
その後、利用者さんのご自宅に伺って
金融機関などへの同行などの支援を行って
権利擁護センターこくぶんじに戻ります。
戻ると、支援の内容の報告書や移動の状況の報告などを
記入します。
支援の内容は書式があり、私は毎回、権利擁護センターこくぶんじの
パソコンで作成しています。
支援の報告を印刷して、担当の専門員さんに報告を行います。
〇どんな人が支援を受けているか
私が支援員をしている
『福祉サービス利用援助事業』(日常生活自立支援事業)
では、様々な人が利用しています。
詳しくは
東京都の地域福祉権利擁護事業のパンフレット
をぜひご覧ください。
自分や家族が支援を受ける側になる時のために
認知症や障がいなどの状況にいつ誰がなるのかは
誰にも分かりません。
何かあった時にどこで誰が助けてくれるのかを
時間のあるときに調べておくことをお勧めします。
困ったことが起きたときでも良いですが
その時はやらなければならないことがたくさんありますので
余裕があるときに調べたり事前に相談しておくと
理解もスムーズです。
お住いの社会福祉協議会や権利擁護センターでは
様々な講座なども開催していますので
参加してみるもの良いと思います。
ぜひ、地域の頼れる場所を見つけておいてくださいね。