普段から当たり前にやってもらえるようにしておく
知的障がいのある子どもが家族にいる場合、
特にやっておくべき事があります。
それは
「情報の共有」
分かりやすく言うと、
「お母さん一人しか知らないことはだめ!」
という事です。
知的に障がいのあるお子さんがいる場合、
生まれてすぐ始まる療育や学校関連の手続き、
福祉の手続きなどは
どうしても母親がやらざるを得ない状況になります。
学校への持ち物や朝の準備なども
当然母親の仕事になります。
すると、無意識のうちに
母親と父親の子どもに対する距離感が
変化してきます。
この距離が広がれば広がるほど、
母親のイライラと虚しさは大きくなります。
そしてますます、
母親が一人で背負ってなんでもやってしまう!
ことになってしまうのです。
母親もいつも健康でいつまでも
元気でいられるはずはありません。
母親が動けなくなると
家族の動きが止まってしまいます。
我が家ではこの冬に私がインフルエンザに
罹った事で実感しています。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください➡インフルエンザ騒動
我が家では福祉サービスの手続きの書類などは
一つのファイルにまとめて誰の目で見てもわかるようにしています。
そして、夫とも定期的に子どもについて話をするようにしています。
しかし、学校への朝の支度については細かく伝えていなかったので、
今回のインフルエンザ騒動の時もフラフラになりながら
通学用のリュックの荷物の準備は私が行いました。
(連絡帳の記入も含めて・・・・)
もしかしたら夫に頼んだらできたのかもしれません。
(頼めない私も行けないのですが)
でも、これまで最初から最後まで頼んだことがなく、
忘れ物があってはならないと思い
ついつい私がやってしまったのでした。
ちなみに通学用のリュックの荷物の支度は以下の内容です。
・体育着の準備
(ジャージのズボンと長袖の体育着を専用の袋に入れる)
・給食袋の準備
(給食の際に着るエプロン、帽子、マスク、袋を前日にアイロンがけして入れる)
・放課後等デイサービスもしくは学童で着替える洋服の準備
(着替え専用の袋に制服後に着る洋服を入れる)
・水筒の準備(麦茶を入れる)
・連絡帳の準備
(学校と学童の連絡帳に今日の予定等を書いて入れる)
月曜日には上履きの準備なども加わります。
夫が朝食の準備をしながら
これだけのことを急にやろうと思っても
たぶん無理でしょう。
元気な時にこそ、
手伝ってもらいたい人には
やってもらいましょう!!
そのほうがお互いにストレスなく過ごせます。
これは親なき後の準備などにも言えることです。
いつかやらなければならない事なら、
やれる時に少しずつ進めていく。
これは子どもにとっても親にとっても大切なことです。