「家族葬にしたい」と言う義父。でも中身は何も知らなかった〜終活は誰かと一緒に進めるもの〜

「家族葬にしたい」と言う義父、でも中身は何も知らなかったというタイトルと、終活チェックリストが書かれたノートを写した画像

お盆過ぎに、夫の父から電話がありました。

私の伯母が亡くなったことを知っていたので、

濱倉父

我々も年齢を考えると準備しなくちゃならないと思うので、伯母さんがどうしたのか聞きたい。

とのことでした。

平日の私の予定が合う時に、こちらまで来るというのです。

まだ暑い時期だったので「お母さんも一緒に来ますか?」と聞くと、「多分一人で行くと思う」とのこと。

夫の父はもう90代。電車の乗り換えが心配です。

私たちと同じ都内に住んでいますが、電車で1時間以上かかり、乗り換えも2回あります。

夫に相談し、長男がショートステイでお泊まりの土曜日に、夫婦で夫の実家に行くことにしました。

義実家への訪問

土曜日の午後、夫の実家を訪問しました。

少し雑談をしてから本題に入ります。夫の兄も来てくれました。

「おおー良かった」と思いました。

「家族葬にしたい」義父の強い希望

義父は「お葬式」について関心が高いようで、「家族葬にしたいんだ!」と強い意志を持っていました。

よくよく聞いてみると、

濱倉父

もし自分が死んだら親戚には知らせずに家族だけでお葬式をしたい!

というのです。

この言葉には義母もとても困っている表情でした。

都内には親戚があまりおらず、みんなに来てもらうのは心苦しいと思っているようです。

私も今回の伯母の葬儀の際は、いつまでに、誰に、お知らせするかとても迷いました。

しかし、伯母とお葬式のイメージを共有していたので、私たち甥姪までにはお知らせしました。

遠方で来れなかった人もいましたが、香典だけ用意してくれたり、連絡をきっかけに久しぶりに話ができたりしました。

義父にもその旨を伝え、

濱倉

最後に会いに来るか来ないかは本人が決めることだから、こちらで言うことではないと思うんです。

と伝えました。

義父は今年、田舎に帰省したら親戚に「死んでもすぐには知らせない」と話してくるとまで言っていたようです。

義母が本当に困った顔をしていました。しかし今回の話で

濱倉父

そうかあ、俺は考え方が間違っていたのかなあ…

と頭を抱えていました。

伯母の葬儀の経験から伝えたこと

その後、伯母が最後は1か月ほど入院したこと、基本的に自宅で亡くなる人は少ないので、お葬式までにかかるお金についてどのように考えているのかも伝えました。

伯母は急性期の個室に20日入院しましたが、こちらは全個室有料で1日25,000円以上でした。

その後リハビリ病院に転院しましたが、こちらも個室は1日10,000円程度でした。

誰も入院せずに亡くなるということは無い現在、これらのお金もお葬式前に必要なお金なのです。

「家族葬」の中身、実は何も決まっていなかった

お葬式の話に戻ると、義父たちは近くの斎場で行える「家族葬」がどんな内容で、いくら必要なのかを全く分かっていませんでした。

家族葬と言っても

  • 1日で終わらせるのか、2日なのか
  • 焼き場が空くまではどこに遺体を安置するのか
  • 骨壺や棺桶にもすべて値段がついていること
  • お葬式のお経は誰にあげてもらうのか
  • 戒名をどうするのか

などなど。私の質問に、明確に答えられることは一つもありませんでした。

夫と夫の兄も、私と義父とのやり取りを聞きながら、だんだんと深刻な表情になってきました。

そうなんです。

私は嫁なので他人であり、何かあったら動いたりお金の心配をするのは、息子である二人なのです。

保険証券・通帳・印鑑…「どこにあるか分からない」問題

その後も少し話を進めてみると、死亡保険金のおりる保険を二人とも掛けていて、支払いは終わっているとのこと。

しかし「保険証券はどこにありますか?」と聞くと、「多分あそこに置いてあるはずなんだけど…」と曖昧な返事。

せっかく掛けておいた保険も、どういった保険でどこの保険会社なのか分からなければ、いざという時に手続きをすることすらできません。

預金関係についても同じような返事でした。

もしどちらかが入院や施設入所になれば、どの口座から支払っていくのか、金額は足りるのかなど判断しなければなりません。

印鑑もいくつかあるようですが、夫や義兄もどこにあるのか分からないようでした。

今回の訪問で見えてきた課題

今回このような機会を持てたことは良かったと思っています。

実は以前から義父には、

濱倉

もう使わない銀行口座は解約しておいてくださいね

と10年ほど前から伝えていました。

でも何もせずに、ここまで時が過ぎてしまっています。

正直なところ私は関係ないので、私からあれこれ言うのはどうかと思い、黙っていました。

夫も気がかりに思いつつ、お兄さんにどう言えば良いか思案していたようです。

今回の内容を受けて、次の予定として、義兄に私たちの自宅に来てもらい、具体的に何を確認するか、どのように進めていくかをスケジュールすることにしました。

まとめ 〜あなたのご両親はどうですか?〜

終活は「本人がやる気にならないと始まらず、誰かが一緒にやらないと進みません」

誰が何を分担して進めていくかも大切です。

あなたのご両親はどうですか?一度、状況を聞いてみると良いかもしれませんね。

ご両親も「何から始めれば良いか分からない」と思っているかもしれません。

「うちはまだ大丈夫」と思っているうちに、時間はどんどん過ぎていきます。

ご両親と話す最初の一歩を、今日、踏み出してみませんか?

今回はまだお伝えしきれていない内容もあります。

次回は、義父たちが葬儀の準備をどこまで進めていたのか、その詳しい様子をお伝えする予定です。

終活は一度に片付けようとせず、少しずつ進めていくことが大切だと感じています。