今の仕事にも役立っていること

先日、久しぶりに短大を卒業して最初に就職した会社の同期と話す機会がありました。

平成元年入社ですから、もう30年以上も前です。(怖い・・・)

その会社は東京証券取引所や証券会社のシステムを作ったりメンテナンスする会社でした。

そうです。私はシステムエンジニアでした。

その仕事の経験で今でもとても役立っているのが「問題解決能力」です。

私は入社して証券会社のシステム開発の部署に配属になりました。

コンピューターシステムは新規に開発していくものと
既存のシステムを法改正などに合わせて修正していくものがあります。

私はこの仕事の中で「法改正やお客様の要望に沿って修正していく仕事」が好きでした。

修正の仕事を進めていくには
1.現状の調査

2.プログラムの流れで必要なファイルの調査

3.各プログラムで修正すべき点の抽出

4.修正にかかる時間の見積もり

5.見積もりに沿ってスケジュール作成

6.実際の修正やテストなどの実行

7.修正後のバグなどのチェックや再修正

とまあ、ざっくりですがこんな感じです。

私はこの作業の中の1から3が大好きでした。
既存のプログラムはすでに何回も修正が入っている場合があり、
プログラムの仕様書はあるのですが
これまでの修正を内容をすべて追記されていないこともあり、
実際のプログラミングとデータの流れを見ないと
本当の動きが分かりません。

その上に、証券業務の内容も理解していないと、
なぜこの処理をしているのか?と
分からないことも多く、業務を知る楽しい機会でもありました。

数人が修正しているプログラムを見ながら「本来の問題点」
見つけるのがとても楽しかったのを覚えています。

この「本来の問題点」を見つけ出す。
というのが今の仕事にとても役立っていると感じます。

私のもとに相談に来るお客様の「最初の相談内容」から、
本当に問題なことはあるのか?
他にもっと重大な問題はないのか?を
意識しながらお客様の声に耳を傾けます。

今の仕事には関係ない職歴だとずっと思っていましたが、
会社の同期と話している時にふと思い出しました。

これからもお客様の言葉に寄り添い、貴重な時間の中で
私にできる精いっぱいのサポートをさせていただきます。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。