20歳になった長男の障害年金の受給手続きが全て完了しました

2021年に20歳になった長男。
ダウン症候群で知的障がいがあるので
手続きをすれば障害年金を受給できます。

備忘録も兼ねてすべての手続きの流れをまとめてみました。

障害年金の受給のための書類の提出

障害年金の受給には医師の診断書の他に
病歴・就労状況申立書という書類も必要になります。

病歴・就労状況申立書は長男の場合は
生まれた時から障害の状態が続いているので
生まれてから20歳になるまでの彼の状況を
細かく記入する必要
がありました。

書類はこれだけといえばこれだけなのですが
スムーズに提出するには段取りが必要でした。

書類を揃えるための段取りが大切

医師の診断書を書いてもらうために必要なことがありました。
・発達検査をすること
・これまでの状況を医師が把握すること
・現在の本人の状況を見てもらうこと
これらの情報を基に医師が年金の申請用の診断書に
記入することになります。

我が家の場合は、通院していた療育病院は
生後8か月から通院していたので
医師も長男には年に2回以上は会っていました。

しかし、細かいこれまでの生育状況や
できることやできないこと
これまで困った行動や問題になったこと

などは、把握できていません。

医師に正しい情報を伝えるために
生まれてからの細かい情報を記入する必要があります。

1歳から通っていた療育のクラスや
保育園、学校や学童などの
連絡帳などをすべて引っ張り出して
自分の記憶をたどってまとめます。

障害年金の申請書類を書く準備をしています
の記事も合わせてご覧ください。

誕生月の前後に診断書を書いてもらう必要があるのですが
長男の担当の医師はその3か月前に
母がまとめた書類を持参して欲しいとのことだったので
そのための医師の診断の予約も入れなければなりません。

結局、診断書を誕生月に提出するには
病院の予約などを考えて
半年前から準備が必要なのです。

市役所とのやり取りも必要

障害年金の申請相談は
お住いの市区町村の役場か年金事務所でできます。


私は今回は市役所に行って申請書類を受け取って
記入方法や注意事項、今後の流れの説明を受けました。

7月の医師の診察の際にある程度記入していかなくてはならなかったので
7月初めに市役所の年金課に相談の予約をしました。

市役所の窓口ではとても親切に丁寧に説明していただきました。

特別支援学校の通学時に障害年金の申請書類の書き方の講演会があり
その際に、書式や記入の注意事項を聞いていたので
とてもスムーズに理解できました。

あらかじめ情報を収集しておくことの大切さを実感しました。

すべての書類がそろって市役所に提出

医師の診断書は11月に受け取れることになり
(これもまた予約が必要で、10月にしたいけど
担当医師の予約がいっぱいで11月になってしまった・・)
それまでに保護者が記入する書類を
間違いの無いように丁寧に書きました。
緊張しました。
下書きをしておき清書しましたが
ボールペンで間違えないように記入するので
3日くらいかかりました。

10月に20歳になり
年金手帳や年金保険料の納付書も送られてきました。
市役所の流れの説明の際に「納付書は納付せずに持ってきてください。」
といわれていたので、障害年金受給申請書類の提出の際に持参すると
年金保険料の納付免除の申請が必要なのでしてください。」
とのことで、その場で記入し提出しました。
(後日、納付免除の決定通知も届きました。)

最終的に通知がくるまでお待ちくださいとのことで
あとは待つのみとなりました。

2か月ほどで障害年金の支給決定の通知が届きました。

初めての障害年金の振込みは決定通知の
1か月半後となりました。

実に準備を始めてから初めての振込みまでに
10か月を要したことになります。

準備は重要です。
育っていく中での様子やトラブル、問題など
まだ学齢の皆さんは
メモをしておくことをお勧めします。