家計と事業、分けていますか?起業支援で見えたお金のリアル

こんにちは。
家族マネープランニングの専門家 濱倉千晶です。
起業した女性をサポートしています
実は私は、起業に関するサポートも行っています。
もともと会計事務所での勤務経験があり、その後は実家の会社や、結婚・長男の出産前まで経理事務の派遣社員として働いていました。
得意なのは、お金の流れの整理やファイリング。
これは会計事務所勤務時に培ったスキルです。
地域での起業支援と講座も担当
ここ10年は、東京・国立市にある創業支援拠点「リトマス」のスタッフとして、
地域創業アドバイザーを務めています。
- お金の管理や商品の価格設定
- タスク管理の工夫
- ライフプランに合わせた働き方
- DX導入のための準備
などをテーマに講座を担当したり、個別の訪問サポートを行ったりしています。
起業女性の不安に寄り添う「訪問サポート」
先日も、地域創業アドバイザーとしてクライアント様の自宅へ伺いました。
アドバイザーの役割は、金融機関と起業者の橋渡しをすること。
会計の数字も見ながら、融資後の返済が順調に進むよう、具体的なアドバイスを行います。
この日のクライアント様は、自宅でのサロン事業から店舗型へステップアップされる方でした。
相談内容は以下のような内容でした。
- 商品の価格設定の見直し
- オープンイベントの企画と発信のタイミング
- 家賃が払えるかの試算
- 備品購入にかかる費用の不安
- 毎年のキャンペーンの進め方
- 店舗オープンまでのタスクの確認とスケジュール
話すだけで、不安が軽くなる
「このやり方で合っているのかな…?」
「もっと良い方法があるかもしれない…」
起業の悩みは尽きません。
誰かに話すだけで、不安が軽くなるという方も多いです。
私のクライアント様は、40代以上の女性が中心。
家事・育児・介護などを担いながら起業している方ばかりです。
時には、時間の使い方・タスク管理・スケジュール管理までアドバイスしています。
よくあるつまずき 「家計と事業のお金が混ざっている」
女性起業家の多くがつまずくのが、
「家計と事業のお金の切り分けができていない」という点。
夫名義のクレジットカードで事業経費を支払っていたり、
売上金を家計に使ってしまったり…
その結果、
- お金が貯まらない
- 起業しているのに「儲かってる感」がない
- 家族になんとなく後ろめたい感じで起業を続けている
という悩みにつながります。
起業の前に確認したい「お金の基礎」
起業したいという相談を受けたとき、私は必ずこう聞きます。
「家計管理は誰がしていますか?」
「どこまで管理できていますか?」
「自分が稼いだお金は何のために使いますか?」
どんなビジネスでも、お金の管理は避けて通れないのです。
毎月の数字が未来をつくる
実際にこんな方がいらっしゃいました。
「経理は毎月できていないんです」
「確定申告の時に1年分まとめて入力してます…」
これは本当にもったいない。
毎月の売上や経費を把握することで、
- 上手くいっている点
- 課題や改善点
が数字から“見えて”きます。
売上の預け入れのタイミングと入金先を決めるだけでも「自分が稼いだ」という実感につながります。
「儲かっていないかも?」と思ったら
「起業したけど、このままで良いのかな…」
「実は、そんなに儲かってないかも…?」
そう思ったときこそ、お金の現状把握をおすすめします。
数字の流れが見えると、
次にやるべきことも、自信を持って選べるようになりますよ。


